二期目(2017-2020) 活動報告書

安部芳英(あべよしひで)

宗像市議会議員、建設産業常任委員会委員長

1970年宗像に生まれ、宗像で育つ。2児の父。
学歴:赤間小学校→城山中学校→香椎工業高(情報科)→福岡建設専門学校
いきがい:まちづくり
宗像大社氏子青年会(監事)
遠賀 ・ 宗像食品衛生協会(相談役)
(公社)福岡県建築士会宗像地域会(副代表)
婚活まちづくり団体ゆめみらいNIPPON(元代表)
青少年育成活動 宗像少年の翼(前会長)
田久公民館長(2017)
城山中学校PTA会長(2018)
田久わんぱくアンビシャス広場代表(2019)
アドベンチャーMUNAKATA2020実行委員会(顧問)
これまで関わってきた祭りイベント
赤間駅前カムカム祭り実行委員会
宗像夢灯篭祭り実行委員会
ゆめタウン夏祭り実行委員会
宗像まちづくり映画実行委員会
全身全霊で挑戦し続ける

私は皆様の声をカタチにするために、とにかく議会に提案し、とにかく動きます。2期8年間で300近く議会で提案しました。そして様々な成果を出すことができました。

「議員は日頃何をやっているのかわからない」

という方々の声にお応えするために、日々の活動や提案のその後につきましても、駅で活動報告書を配ったり、Twitter、Facebook、LINE、YouTube等を活用して地道に情報発信してまいりました。

絶対に止まらない男
例えば天井の電球が切れたとします。それを下から見て騒いだところで灯りはつきません。誰かが電球を交換するまで明るくはなりません。
自治体も同じです。誰かが行動をしなければ何も変わりません。
私はそれをやります!大切な宗像のために全身全霊を尽くして行動します!

まだまだ安部よしひで君にはやってもらうことが山ほどある!

宗像医師会 元会長
鴨川 隆彦
宗像相撲甚句会 会長
次郎丸 雄一 
後援会 会長
大神 丈明

私たちは
安部よしひで
を応援します!

宗像市の何が変わったのか?

いつも企業誘致経済活性化地方創生が 話題になるのに

そもそも宗像市にはこんな課題がありました。

①企業誘致の責任の所在が曖昧だった
②経済動向の調査分析体制が脆弱だった。
③税金以外に収入(財源)を増やす仕組みを持っていなかった。
④財政状況や市政課題を市民に分かりやすく伝える意識が足りなかったので、市の財政状況が厳しくなっていることや、経済を域内で循環、域内で消費することに関する市民理解が広がっていなかった。

こんな状況では何も変わらない。だから提言。

私は以下の4つの提言を行い続け、実現につなげることができました。

①企業誘致の責任を明確にする部署(係)の設置
②経済動向(域内循環)を調査分析する部署(係)設置
③ふるさと寄附やクラウドファンディング、企業スポンサー制度などによる税外収入増加策
④市民向けの財政状況報告書作成や域内循環、域内消費の啓発

ふるさと寄附による財源の創出

先ず、政策を打つためには財源が必要です。
私は平成25年の議会において、それまで本市のふるさと寄附制度に導入されていなかった

①インターネットによる電子決済
②特産品による返礼品を導入

これら2つを提案しました。提案した理由は、

①特産品の開発を促進できること
②寄附金の増加による税外収入の確保と経済効果
③インターネットによる通信販売の基盤づくり
④宗像市のファンづくり でした。

提案当初は「行政が収入を増やす必要があるのか?」「小銭を稼いで何になるのか?」といった厳しい批判も受けましたが、※表1のような結果となり、特に水産加工品や農産品等の6次化が進み、各事業所の売り上げも増加し雇用の創出にもつながりました。

※表1

また、宗像市のふるさと寄附に出品したいので宗像市に事務所を持ち、宗像産の材料を仕入れた加工品を作りたいという経営者の声もあります。
そして、このふるさと寄附で蓄えた財源によって、

1.市内小中学校のエアコンとタブレットに!
2.コロナ関連緊急支援策に!
3.防災対策、団地再生、コミュニティ、子育て対策に!

これら3つに貢献することができました。

宗像市の財政はほかの自治体同様に厳しい状況にありますが、ふるさと寄附の返礼品や電子決済化をいち早く進めてきたおかげで、着実に基金を積み上げることができ、結果としてコロナ禍による危機的状況を回避するための財源の一部として活用することができました。

また、ふるさと寄附の導入によって通信販売のノウハウが市内事業所に広がった結果、道の駅むなかたや宗像活魚センター、JAむなかた等においてインターネットによる通販事業も進みました。このことは、直接お客さんが買いに行けない課題があるコロナ対策の解決策としても注目されています。

コロナ禍で何をしたのか?

エール飯の原案の提言

私達議員には執行権が無いので施策を提言することで市政に少しでも良い影響を及ぼそうと努力しています。実際にやるかやらないかは行政職員の判断であり、費用対効果、財源、事務作業の負担等様々な調査研究を積み重ねて議案として上程されます。

よって、行政職員の「良いまちをつくりたい」という情熱と努力なくては改革や改善は進みません。この点本当に感謝しています。

3月25日の議会では、新型コロナウイルス対策の補正予算の予算審議がありました。その際に私が今まで個人的に行ってきたSNSを活用した飲食店の応援PR企画を市としてできないか提言しました。(この時点では国の行う経済対策はまだ打ち出されておらず、仮に案が国会を通過したとて私たちの住んでいる自治体に下りてくるまでには時間が必要となります。また、厳しい財政状況の中で予算をかけなくともすぐにできる応援ができないものか? と思案して提言をしました。)

3月27日に始まりました、「#エール飯」を通じて市内飲食業界の支援、消費喚起の下支え、コロナ対策の啓発につながっています。

この他にも、コロナ禍では議員の行動に制限があるため、文書提言や質問を議員中最多の提言を行いチェック機能の補完も行っています。

議員報酬削減案の提言

先ず、令和元年12月議会において市長等三役給与及び議員報酬を増額する議案に対して、私は次の理由で反対をしていました。

①市長ご自身が自らも身を切る改革の必要性を発言されていること。
②財源の確保を行う努力を市長等三役及び我々議員が行う責任があること。
③厳しい財源確保のために我々議員は行政に対して一層の行革を訴えていく立場であること。
④我々議員が自らの待遇処遇をよくすることは、多くの市民の理解を得られないこと。

議場において反対に賛同する議員を増やそうと努力しましたが、反対票を増やすことは叶いませんでした。

市民の生活を第一に

4月、コロナ問題の深刻化を受け、以下のような考えを巡らせておりました。

①新型コロナウイルス感染拡大の影響によって多くの市民の生活が窮地に立たされており、その市民の生活を守るための行動が我々議員に強く求められている。
②今後もコロナウイルス感染拡大により市民の生活には多大な影響が発生することが予測される中で、我々議員も率先して経費の削減に努め、財源の確保のための取り組みを行う必要がある。
③様々な対策を講じるにあたっては、市民にもさらなる理解と協力を求めていく場面も増えて行くことからも、我々議員が率先して己の身を切る姿勢を示すことが必要である。

以上の理由により議長を中心に所属する会派の議員、同僚議員らと共に協議を重ね、チーム議会としてこの議案を可決することができました。

ここで、私が皆さんにご理解をいただきたいことが3点ございます。

①削減額について、報酬以外に収入のない議員、既に生活や家業に支障が出ている状況で少しでもコロナ対策の財源確保に充ててほしいという想いで賛成した議員がいることについて、どうかご理解をお願いします。
②自分たちの報酬に関する条例を改正するのは議会にしかできないことであり、今回その議会機能を発揮することができたのは全ての議員のご理解とご賛同があったからです。議員それぞれに様々な考え方がある中で、この危機的状況をどうにかする策の一つとして、政党や会派を超えて一つになって行動したことをどうか認めて下さい。
③今回の行動が市長三役給与及び職員給与の削減について言及するものではないことです。私はむしろコロナ感染拡大を防止するために昼夜問わずご尽力いただいている方々、そしてそのご家族の皆様に対して感謝の気持ちしかありません。その点ご理解をお願いします。

今後について

先ずはコロナの収束までは優先して経済維持に邁進します。そのために次の3つに特に力を入れてまいります!

 1.地域経済循環の推進
 2.財政情報のオープン化
 3.あらゆる財源確保策の推進

コロナ不況、超高齢化社会の進展による社会保障費の増大を補うためには市民サービスの優先順位の見直し、財源の確保が不可欠です、あれもやる!これもやる! とは私は言いませんし、市民の皆さんにはたくさんのお願いも申し上げなければならないと考えております。

大切な宗像のために全力で走ります!